部屋の明かりをつける時はオレンジ色の明かりにしている。理由はないけどなんとなく穏やかな気持ちになれる。あと眩し過ぎなくて好い。その明かりの下で、壁にもたれかかってポータブルCDプレーヤーでお気に入りの音楽を聴きながら詩集を読むのが私の寝る前のルーティーン。音楽はここではないどこかへ連れて行ってくれる。詩集はこのほかでもない「私」がいま「ここ」に在ることに気付かせてくれる。だから音楽が終わると、ふと我に返っておなじ部屋なのに スッと違う景色が見えたりする。
そうして、いい気分で眠りにつくのだ。
スウィーティ・スウィーティ。