hirunireの庭

日記、詩(のようなもの)。

2月9日 間違える

JRは今日もあまり動いていない。ので、いつもより一時間早く家を出てバスに乗り、地下鉄に乗り継ぐ。道中聴いていたビヨンセ “Countdown” が一日の始まりを優雅にしてくれた。去年のクリスマスに街に飾られていたビヨンセとジェイ・Zのティファニーの広告がやけに素敵で、ほんとうに愛しいひとを見るとき人はこんな眼差しをするのだなぁと思ったことを思い出す。

 

そんな事を考えていたら、予定よりも30分も前に着いてしまった。ので、駅のベンチでちょっと眠る。あんまり眠れなかったけれど、予定には間に合ったのでよかった。しみったれた、やけに寒い店でランチ。しみったれた店のランチについてくるアイスコーヒーは酸化しきっているボトルのコーヒーだから正直付いてこなくていい。カフェインを無為に摂取して夜に眠れなくなるのはもったいない。だけれど、挽きたての豆をドリップして淹れるアイスコーヒーはどうしてあんなに美味しいのだろう。やっぱり、ランチは喫茶店に入ればよかったのだ。わたしはいつだって間違えている。

 

午後からの予定にはまだ早い時間だったので、ドラッグストアを3個まわる。3個まわってわかったことは、最近のハンドクリームには八角という香辛料の絵が描かれているということ。確かに八角は星形でかわいい。以前、自家製クラフトジンジャーエールを作った際に入れなくても良い八角を、そのかわいさだけで入れてみたこともあるぐらいかわいい。ハンドクリームという娯楽の自由度を想う。そのうちにスパイスから派生してホットワインの香りのハンドクリームもできてほしい。

 

ドラッグストアを3個もまわったのに、必要なものが何だったか忘れてしまって結局なにも買えなかった。自分はつくづく間違えている。