hirunireの庭

日記、詩(のようなもの)。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

十二月の日記

地下鉄のターミナルから地上へと繋がる階段をひとつの方向にむかって駆け上がる。頬を撫でる冷たい突風が下へ下へと吹き抜けていく。北の十二月。 札幌という街を離れてはじめて灰色の天気を愛おしく思えたような気がする。凍てつくような寒さの大粒の湿った…

いつ起こるかわからない地震に、わたしたちはいつまで怯え続けなければいけないのだろう。元旦。テレビやタイムラインから流れる速報に不安が鮨詰めにされて死へと向かっている感覚。「ただちに」とか「なりふりかまわず」といった言葉が目に入り、2011年と…