hirunireの庭

日記、詩(のようなもの)。

のびかけの爪に気がついたとき
空には欠けた月が浮かんでいて
透かして見ると
瓜二つで青白かった
そのうち
空が白んできて
みたこともない鳥が
   /野鳥の区別がつかない私が
鳴きだした
そんなに朝が来るのが
嬉しいなんて
夜が終わるのが
泣きだしたくなるだなんて
私と一緒じゃないか.
   /きみの名前はしらないけれど
 
少しずつ濁っていく水面は
まるっきり新しい朝の
リフレクション

思い出して
きょうの新聞紙をひろげて
爪を切る
   /ぱち かち ぱち