hirunireの庭

日記、詩(のようなもの)。

夏日

よーいドンで始まった春。そして芝生は同じスピードで同じ長さに生え揃った。そんなところに今年最初の夏日に寝っ転がってみた。空は広くて、控えめにいっても最高だった。村上春樹の「5月の海岸線」を読んだ。書き出しが最高で、これはかなわないと思った。iPhoneから好きな音楽をかけていたら、ポプラの木から小さい鳥たちの鳴き声が聞こえてきた。毎日こうして暮らしていたいと思った。日記に留めておかないと、すぐに忘れてしまう今日だから、わたしは今日も日記を書く。真新しい一日をスポイルしてしまうにはまだわたしは若いのだ。GWはないようなものだったけれど、それでも朝の電車に乗り合わせた人びとの顔がいつもより明るくみえて、祝日ってよいものだなと思った。f:id:hirunire:20220506221737j:image